「エコキャップ」集めより水筒の持参



最近、当社の運転手さんたちはみな水筒を各自持ち歩いております。
水分補給の為、ここ最近の暑さで「飲料水代もばかにならい」とのこと。
その為、自前の水筒でスペシャルドリンク?を飲んでおります。
一石二鳥のエコです。
(^-^*)

話は変わって、私の母が「エコキャップって何?」と私に聞くのです。
福島では最近、新聞社が中心となり「エコキャップ運動」なるものをおこなって
おります。
ゴミとなって捨てられていたペットボトルのキャップを集めて恵まれない国の
子供達に「ポリオワクチン」を送ろうなるキャンペーンです。
私の母は、ペットボトルのキャップが何か特別な物で「お金になる」と思って
いるようなのです。


けれども、決してペットボトルのキャップが特殊なレアプラスチック素材?だとか、
飲料水メーカーが買い取って(デポジット)くれるわけではありません。

調べてるみると、大体の話はこうです。
「ペットボトルのフタをリサイクル業者に買い取ってもらうと400個で
10円なのだそうです。小児マヒのポリオワクチンひとり分の2回の値段が20円で、
ペットボトルのフタ800個で途上国の子どもひとりの命が救える」ってことらし
いです

しかし、ここからが問題です。
ペットボトルのキャップを集めている『○○○推進協会』というNPO法人に送る為には、
この法人が販売しているダンボール箱を購入し、送料を払わなければなりません。
NPO法人も普通の会社ですので、ボランティアで働いているわけではありません。
当然人件費もかかりますし利益をださなけば運営はできません。
ペットボトルのキャップを集めているNPO法人のうち、
2008年に実際に送ったワクチンの本数がキャップの輸送費に食われ
「実績0本」なんていうNPOまでありました。
これでは、「リサイクル詐欺」と言われても仕方がありません。

ちなみにポリオワクチン一人分、値段20円分キャップ800個分を送付する為に、
箱代が157.5円と送料が140円、合計297.5円がかかります。
集めた人は、送料の方が高い物を送付することになります。
プラス、多大な労力がかかります。


ここからは、私個人の意見です。

廃棄物処理にたずさわる者として、この「エコキャップ」集めだけは、
ホントに良いことなのか、エコなことなのか疑問です。
この「エコキャップ」運動は、子供たちに「物の大切さ」、
恵まれない国の実状を教えるのには、良いかもしれませんが、
あまりにも無駄が多いような気がします。
「いくら無駄が多くても、良いことをすることが大事だ」という精神論の世界だけに
なっております。

それよりは、ペットボトルの飲み物は、なるべく買わずに1年間で100円でも募金
すれば。。。
100円でペットボトルキャップにして4,000個分。ワクチン5人分です。
くれぐれも、キャップを集める為に、ペットボトル飲料を買い、キャップの洗浄に
沢山の水を使うなどということがないようにしたいものです。

当社でも、ペットボトルをリイサクルしております

ただ、事業として継続してやっていく為には、最低限の利益は出さないとなりません。
その為、現在のペットボトルの相場では、上記のように輸送費にとられお客様に、
お金をお支払いするが出来ないのが現状です。

お客様からお預かりしたペットボトルは、間違いなくリサイクルして、ゴミとならな
いようにしております。

ペットボトルのリサイクルにお困りの方、ご連絡ください。
024-567-5108
有限会社みちのく興業 まで

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